カランダッシュ テクノグラフ 777 6B HB 4H
スイスの名門ブランド「カランダッシュ」の鉛筆です。
なめらかな書き味のグラファイト鉛筆で、製図・お絵かきに適しているようです。
当時は「使いにくい!」と思っていたようで、ほとんど使用しないまま放置してあったのですが、数年経ってから使ってみると、やっぱり何となく使いにくい感触で、自身が思い描いている「鉛筆」の概念とは少し異なる印象があります。
もともとの性能は悪くないと思うのですが・・・
使いにくいと思った原因のひとつは、国内メーカーの鉛筆のHBと海外メーカーのHBの濃さが異なるからかも知れません。
8年の時を経て、謎を解明していきましょう。
国内メーカーの鉛筆でHBを使用している人が、海外メーカーの鉛筆のHBを使用すると、硬くて薄いと感じます。
海外メーカーのHBの鉛筆を購入して使用すると、国内メーカーのF~2Hあたりを使用していることになります。
幸い、三菱鉛筆ユニの6Bから9Hまで、17硬度が揃っているので、実際に書いて比べてみました\(^o^)/
三菱鉛筆ユニのHBよりも、カランダッシュ777のHBが薄いことが分かります。
書いているときの感触は、三菱鉛筆ユニのHとカランダッシュ777のHBが同じくらいでした。
上の画像で見ると、FとHの中間くらいですかね。
カランダッシュ777の6Bは、三菱鉛筆ユニの5Bあたり
カランダッシュ777のHBは、三菱鉛筆ユニのF~Hあたり
カランダッシュ777の4Hは、三菱鉛筆ユニの5Hあたり
HBだと思って書いていても、実際にはFからHなので、書いていても「薄い」「硬い」と感じるのですね。
あと、書いてみた感想としては、芯は比較的なめらかなのですが、若干乾いた感じがします。
国産メーカーの鉛筆の「しっとり感」はあまりなく、サラっとしてドライな感じです。
極端な例えだと、黒板にチョークで書いているときの、あの感じですかね。
もう少しオイリーな感触であれば、違和感が無くなる気がします。
なめらかさ:★★★☆☆ なんとなく乾いた感じ
芯のかたさ:★★★★☆ やや硬めです
ビジュアル:★★☆☆☆ 作りが若干チープかも
使いごこち:★★☆☆☆ 何かが違う感じ
個人的評価:★★★☆☆ 周囲があまり持っていない
※ ★の数は性質を表しています。個人の感想です。
ファーバーカステルやステッドラーは国内でもシェアがそれなりにあるので、持っている人をチラホラ見かけますが、カランダッシュは、そもそもお店に置いていないことが多いので、愛用している人をほとんど見かけません。
他の人とは少し違ったモノがいい!という人や
しっとり系の鉛筆はイヤ!ドライな鉛筆がイイ!という人におススメです。
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