ファーバーカステル 9000番 HB 8B 6H
これまで取り上げていなかったのが不思議なくらいメジャーな鉛筆の登場です!
世界標準ともいえる鉛筆、ファーバーカステル9000番です。
6Hから8Bまで全16硬度が販売されており、使いやすく幅広い表現が可能な鉛筆です。
できればすべての硬度を揃えてみたいのですが、両端の8Bと6H、そしてHBの3本を使っています。
ファーバーカステルのHBは、国産鉛筆のHBに比べるととても硬く感じます。
硬さはおよそHから2Hの間くらいの感触です。
書いた時の濃さも同様に、国産鉛筆よりも薄く感じます。
ファーバーカステルのHBは、国産鉛筆のFからHくらいの書き味だと思います。
なめらかさ:★★☆☆☆ なめらかさは少ないです
芯の丈夫さ:★★★☆☆ かためです
ビジュアル:★★★☆☆ 鉛筆といえばこの色です
使いごこち:★★★☆☆ 好みが分かれそうです
個人的評価:★★★☆☆ 長く使えそうです
※★の数は性質を表しています。個人の見解です。
現代の鉛筆の基礎を作ったのは、このファーバーカステル9000番だと言われています。
国産の鉛筆に緑色ベースの商品が多いのも、この9000番から多大な影響を受けているようです。
写真左から8B、HB、6H
芯を見ると、硬度がB寄りであっても芯がわりと細めです。
硬度が変わっても芯の太さにあまり変化がないのがファーバーカステル9000番の特徴です。
これがステッドラー マルス ルモグラフだとこんな感じです。
写真左から8B、9H
硬度によって芯の太さが大きく変わっているのが分かりますね。
ファーバーカステル9000番の8Bだけは裏面も金色の刻印になっていました。
製造時期などによってバリエーションが色々とありそうです。
ファーバーカステルの鉛筆は、全般的に硬めで、発色が少し弱めな分、芯が長持ちする傾向があります。
9000番に、三菱鉛筆ハイユニやユニのような「なめらかさ」はありませんが、抵抗感が強めの書き味が好きな人にとっては、とても重宝する鉛筆です。
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